ハーレーという名のもとに

唯一無比のハーレーは国産バイクを凌駕する

ツーリングの先にあるもの

国産バイク市場は、ピーク時の320万台から右肩下がりで減少を続けています。しかし、この不況下の中でもコンスタントに売れ続けているのがハーレーです。日本でいちばん売れている米国車とも言われています。ハーレーは、他のバイクでは代えが効かない唯一無比のバイクと言えます。ハーレーが会社として活動を始めたのは1907年まで遡ります。それ以来、語り継がれる物語や歴史を積み上げてきた誇りがハーレーにはあります。時代が変わっても熱狂的なファンが絶えないのは、たゆまぬ努力と最先端の技術を取り入れる柔軟さにあるでしょう。

強烈で個性的なフォルムは、ライダーだけにとどまらずハーレーを見る人にも飽きを感じさせません。ハーレーは男の世界、だけではないのです。女性もきっと釘付けになるでしょう。スポーツスターというモデルは女性ライダーに人気があります。シートが低いため女性でも安心して乗れるのが大きな理由でしょう。しかし、最大の魅力はその外観のカッコ良さにあります。街中でも目を引きますが、そこに駐車しているだけで見惚れてしまうのです。全てのモデルが独自性と美しさを兼ね備えています。スポーツスターだけに留まらないのがハーレーなのです。

ハーレーの魅力は外観だけでありません。常に改良に改良を重ねられてきた大排気量のエンジンにも魅了されます。間近でハーレーのエンジン音を捉えると、他の大型バイクとは明らかに違う躍動感が迫ってきます。そして、高揚感が襲ってくるのです。低くドッシリと響くサウンドはとても耳に心地良く、直ぐにでもツーリングに出かけたい気分にさせられる魅力があります。「ハーレーとはこういうものだ」というスタイルを確立していることが人気の秘密であり、売れている理由に繋がるのです。